Snapmaker 3in1 3DプリンターはPLAやABS、ColorfabbのnGen等の通常の固めのフィラメントは印刷可能ですが、NinjaflexやFilaFlex、TPU、PET-G、nGenFLEX等の柔らかいフィラメントの場合は3Dプリントユニット内部でフィラメントが絡まり印刷に失敗する事が多いですね。
なぜフィラメントが絡まるのかというと、柔らかいフィラメントはエクストルーダーで押し出す際の抵抗が強いとまっすぐノズルに向かって降りずに、横に膨らむように曲がってエクストルーダーのドライブギアに絡まってしまうのです。
ということは、フィラメントが横に逸れないように、ガイドがあればいいわけです。
そこで今回はこちらのパーツを印刷&組み込んで、フレキシブルなフィラメントを印刷してみましょう。
Snapmaker Flexfilament threading tool by Bernd Drittenpreis
https://www.thingiverse.com/thing:3200890
今回は印刷ピッチ0.2mmで印刷してみました。
印刷するとこんな感じ。
3Dプリントモジュールを分解して組み込んでみました。
分かりやすいようにオレンジ色で再印刷パーツを組み込んでいます。
(分解時のネジやパーツの紛失に注意!)
組み込んで元の手順道理に組み戻せば完成です。
ついでにファンやノズル、サーミスタ、などのメンテナンスをしてもいいかもしれませんね。
テストピースとして、JISのK7160( プラスチック-引張衝撃強さの試験方法 )に規定されているテストピースを印刷してみました。
柔らかくフレキシブルなフィラメントの印刷にはほかにもいくつかポイントがあります。
ご自身の印刷環境に合わせて工夫をしてみてください。
・スムーズなフィラメントの送り出し
※柔らかいフィラメントなので、引っ張られると伸びて直径が細くなります。
送り出し時の直径が細くなったり上手く遅れなくなったりします。
・印刷速度はゆっくりめに
※速く送り出そうとしても溶けなければジャムの原因に!
・リトラクションの量と印刷温度はとても重要
※糸引きしやすい場合が多いので、リトラクションと温度設定はとても重要です。
一概に温度が低いと糸引きが少ないという訳でもないです。
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